憧れの人

 

 

 

 

 

突然ですが、私には魅了され続けているひとがいます。

 

椎名林檎さん。

 

日本屈指のミュージシャンで、

2004年から2012年までは東京事変のボーカリストとして活動されていました。

 

 

はじめてしっかり林檎さんの楽曲を聴いたのは

ナース服でガラスを叩き割るMVが有名な”本能”でした。

 

見たことのない演出の世界観、

独特な言い回しでありながら、妙に刺さる言葉選び、

見る度にがらりと印象を変えるのに

どんなスタイルでも紛れもなく椎名林檎である彼女に

一瞬で虜になりました。

 

「大好きです」よりも、「お慕いしています」

とでも云った方がしっくりくるような

類い稀ない存在感に度肝を抜かれ、三年ほど。

 

まだまだ初心者ですが、

林檎さんが活動を始めた頃に青春時代を過ごした世代の方が

本当に本当に羨ましい、、、

 

聴いた瞬間に脳みそが痺れるような曲に

弱く、ずるく、誰もが味わう感覚の描写はとってもリアルで、

それを職人技のように、巧みに、魅力的に表された言葉たち。

 

存分に女性で在りながら、誰にも何にも媚びていない。

嫌ないやらしさなど微塵も感じさせないのに艶っぽく、高貴。

誘惑なんてされていないのに情けない程に惹かれてしまう、、そんな女性。

 

私世代だとなかなか周りで聴いている人がいないのですが、

女の子が変わるきっかけになるような、

いざという時、いっしょに戦ってくれるような素敵な曲が沢山。

これからを生き抜いて行く現代の女の子にこそ、

是非、一度聴いていただきたいのです。

 

 

中でも堪らなく好きなフレーズ。

 

小説家の西加奈子さんが林檎さんとの対談で、

椎名林檎は消費されない人だ」と仰ったのですが、まさにその通り。

 

物と情報が溢れるこの世の中で

”消費されない”

これを体現できる存在ってどれくらいあるんやろう、、、

 

最後はひとりごとのようになってしまいましたが、

偉大すぎて、この感覚を誰かに伝えたくて長々と書いてしまいました。

これからもお勧めの曲など、勝手に紹介すると思いますが、

ご興味在る方はお付き合いくださると嬉しいです。